上高地バスターミナル(5:45)~徳沢(7:20)~横尾(8:20)~休憩25分~本谷橋(9:50)~涸沢ヒュッテ(11:45)~テント泊~出発(4:30)~横尾(6:40)~上高地バスターミナル(10:00)
残暑も落ち着き秋めいてきた10月初旬、紅葉で有名な涸沢へ行ってきました。
モンベルのお店に飾ってあった写真に心を奪われ自分の目で見たいと思い、行くんだったら紅葉の時期に!ってことで槍ヶ岳の感動冷めやらぬまま再び北アルプスへ。
今回は行程自体は短いので1つの記事にまとめたため少し長くなりますがお付き合いいただきたい。
前回の槍ヶ岳と同様に上高地までは深夜バスで向かいます。今回は渋谷発、バスターミナルはマークシティ内にあります。待合室は狭かったです。
2週間前の槍ヶ岳よりは人がいましたが満員ではなく幸いにも後ろの席は誰もいなかったので上高地まで快適に過ごせました。
6時前に上高地に到着。上高地との相性良くないのかな?今回も着いた時は雨が降ってました…ただ天気予報はこの後晴れるとのこと!頼むぜ涸沢!
実は今回のコースタイムは変則的で、夫キノコと別行動しているのです(ケンカしたわけじゃないよw)
というのもピーク時には1,000張を超えるテント数を誇る涸沢。もちろん良い場所は早い者勝ちなわけで夫キノコは場所取りのため早めに行くことに。※参考になるかわかりませんが夫キノコのコースタイムも載せておきます。
上高地バスターミナル(5:35)~徳沢(6:50)~横尾(7:35)~休憩20分~本谷橋(8:40)~涸沢ヒュッテ(10:00)~
横尾までは前回の槍ヶ岳同様、11kmの道のりをひたすら進んで行きます。1人ってこともありいつもよりペース早めです。写真は徳沢のキャンプ場。2週間前よりもはるかに多いテントの数!カラフルなテントが可愛いですね。
8:20頃、横尾に到着。ここで朝ご飯休憩。天気も回復してきてこれは期待できそうな予感(^^)
いよいよ涸沢へ向かうべく横尾大橋を渡ります。ここから先は初めてなのでワクワクが止まりません(笑)ちなみに橋の下はテント場になっていてこの日も何張かのテントがありました。
横尾から1時間ほどで本谷橋に到着。ここまでも平坦な道なのでスイスイ歩けます。天気が良いのと3連休ってこともあり多くの登山客で賑わってました。改めて涸沢の人気を実感。
さて問題はここからです。まったくと言っていいほど標高を上げてきていない分、一気に登ります。先ほどまでとは打って変わって岩の道を進んでいくのですが傾斜がきついのですぐに息が切れる。。
しかしながら景色は最高そのもの!曇ってはいますが、赤・黄・緑の色彩がとてもきれい。道はつらくとも目に入ってくる光景は素晴らしいものばかり。
まだまだ涸沢まではかかりますがどこを見ても景色が素晴らしいので何とか頑張れる。真っ赤なモミジが空の青さと岩肌とでよく映えます。テント場がどんな感じなのか楽しみ!
荷物が重いのもあり一歩一歩が本当につらかったです。息も切れ切れになりながら抜きつ抜かれつ何とか足を止めずに進んでいきます。本谷橋からの登りは思ってた以上のものでした。
やっと分岐に到着。今回は涸沢ヒュッテ方向へ、ふと夫キノコは涸沢ヒュッテに行ったよね?と不安にかられます(笑)とりあえず行きます。
ここが最後の登り。本当にあと少しなので頑張りどころです。
11:45涸沢ヒュッテに到着。本谷橋から約2時間かかりました。。取り急ぎ夫キノコのいるテント場に向かいます。
展望デッキにはすでに多くの登山客が。ここからの景色も良いのでご飯食べたり休憩するにはもってこいの場所です。
展望デッキを過ぎると広い広いテント場に。さてさて我が家はどこかな~?
さすが夫キノコ、私が見つけるより先に見つけれてくれました。
約5時間ぶりの再会。いやはや感動的ですね~
そして涸沢の紅葉はどんな感じかというと・・・
はい、どーーん!
ん?なんか色づきが薄い?むしろテントの方が色彩豊かwwどうやら涸沢の紅葉ピークは過ぎていた模様。。なんとも残念ですがテントの数はすごい!!
どこかのブログで自分のテントがわからなくなるとありましたが納得です。
テント場からの涸沢岳と涸沢槍。ベールに包まれていて神秘的な雰囲気を醸し出しています。
ここ涸沢からは、前・奥・北の3つの穂高岳を見ることができるとても贅沢なロケーション。奥穂高の反対側には常念岳と蝶ヶ岳も望めます。
次来るときは日程に余裕をもって穂高岳にアタックしたい!2回目の涸沢を決めた瞬間です。
本日の夕食はすき焼き。ちょっと微妙な見た目ですがそこはご愛嬌ってことで(笑)ビールとワンカップで乾杯です。この時のために生きていると言っても過言ではありません。
もう1つの楽しみでもあったテント場の夜景。
テント1つ1つの明かりが色とりどりでとても綺麗。数が多いからこそ見れる光景ですね。この光景を撮ろうと展望デッキにはたくさんの人がカメラを構えておりました。奥に輝やいているのは涸沢小屋。
1日目はこれで終了。とりあえず紅葉と夜景を見れたから良し!
皆様おはようございます…現在、朝の4時半です。まだ売店も開店準備中の時間ですが上高地に向けて出発します。そういえば名物おでん食べ損ねた。。
まだまだ真っ暗な道を進んでいきます。モルゲンロートも有名な涸沢。この時間に出発したのは私たち以外に1人だけでした。むしろ登ってくる人の方が多かったくらい。
何故モルゲンロートを見ずに早々に出発した理由は後ほど。
だいぶ明るくなってふと見上げると金色に輝く穂高岳。(たぶん) 朝日に照らされてとても神々しい。時間によって違った顔を見せてくれるのも山の魅力ですね。
涸沢出発から約2時間ほどで横尾へ到着。行きよりあっという間に感じました。横尾までは閑散としてましたが、橋を渡るとだいぶ賑やかになっていました。
この日は見事なまでの晴天。もう1日休みがあればと悔やむことこの上なし。前穂高に見送られながら上高地へ向かいます。
長い長い道のりを経て河童橋へ戻ってきた喜びより先に人の多さにビックリ!橋を埋め尽くすほどの人、人、人。改めて観光地であることを実感しました。
なんでこんなに橋に群がっているかと言うと、
梓川と奥穂高!晴れているおかげで梓川の綺麗さより際立ちます。
後ろを向けば焼岳。いつかまたリベンジしたい。にしても梓川、本当にきれい。
もうちょっとここで撮影会を楽しんでいたいところですが、私達には帰るという使命があります。河童橋を後にしバスターミナルへ急ぎます。
実は2週間ほど前の槍ヶ岳の帰り道、上高地からのバスが満席で帰れない人もいるという話を耳にしました。帰れないのはさすがにやばいのでとにかく早めに出て乗れるバスで帰ろうと。そのためモルゲンロートを我慢しあの時間に出発したというわけです。
この作戦が功を奏したのか1時間後のバスに乗ることができました。しかしバスが出発することには15時ごろまで満席になっていました。おそらく観光で来ている人たちが往復で買うためそれで埋まるのかと。。紅葉の時期に登山を考えている皆様、帰りのバスにご注意を!
ちなみに整理券の番号順に呼ばれるので若い番号ほど早くバスに乗れます。並んだ順ではないのでお気を付けください。
新島々で電車に乗り継ぎ松本へ。そこから特急あずさで新宿に向かい無事帰還しました。とりあえず予定通り帰ってこれて良かった。
今回の目的は涸沢の紅葉とテント場の夜景。あわよくば奥穂高もなんて考えていたけど想像以上に本谷橋からがきつくなめてました。涸沢の紅葉はピークが過ぎていたこともあり期待していたものではなかったけれど登山道からの景色は圧巻でした。次訪れる際はぜひとも穂高岳に挑戦したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。