登山口(8:30)~百尋の滝(9:55)~足毛岩分岐(10:45)~川苔山山頂(11:40)~休憩50分~大根山の神(13:55)~鳩ノ巣駅(14:30)
川苔山にソロ登山行ってきました。この日は平日で嫁キノコは会社、私は比較的仕事が落ち着いていたので晴れの日に狙いを定めて休暇を取得。
川苔山にある百尋の滝は人気があり、滝までは急な登りもないので滝だけを見に登る方もいます。頂上を目指す人も場合によっては滝で引き返す選択肢も取れるので、初心者にもちょうどいいかもしれません。そんな私も登山デビューは川苔山で、実は今回で3回目。とりわけ大好きという訳でもないのですが、近場で楽過ぎず疲れ過ぎずって考えるとちょうどいいんですよね。
ということで8:10発の鍾乳洞行きのバスに乗るべく、8:04奥多摩駅着の電車に乗りました。駅前にコンビニはありません。前日は季節外れの寒波により雪が降ってニュースでも報道されており、奥多摩駅の屋根にも雪が少し積もっている状態でした。
15分弱バスに乗れば川乗橋に到着です。お気付きの方もいるかもしれませんが、「川乗」と「川苔」、2つの書き方があるのです。理由は…知りません。
それにしてもこの日は天気が良好でした。おかげで前夜に積もった雪も溶け始めていて地面もびしょ濡れ状態でした。
しばらくはコンクリートの道を進みます。写真は撮ってませんが右側には川が流れているので心地良いです。私は片耳イヤホン、椎名林檎のシャッフル再生で登りました。ソロ登山ならではですね。
でっかい岩を2回ほど通ります。何故かここを通る人は写真撮ってる人が多いですね。かくいう私も。
コンクリートの道はここのトイレまで。このトイレは調整中と書いてあったので奥多摩駅で済ましておくのが無難かと思います。
いよいよ登山っぽい道に入るわけですが、思っていたよりも雪が多い…。軽アイゼンも持ってきてないし雪山登ったことないし少し心配になりましたが、とりあえず先へ進みます。
雪山デビューは諦めて見送ったはずが、やむなくデビューしてしまったんじゃないかと少しウキウキしました。
名前は多分ありませんが趣のあるポイントです。とても微妙な写真ですが、デビュー登山の時は結構テンションが上がったポイントでした。連れが橋を渡るところを写真で撮ったり出来ます。
なんかいいなあと思って撮った1枚です。大した風景じゃないけどなんか、自然だなあって思ったんですけど、共感する人が少しでもいらっしゃれば嬉しいです。
標識が出てくれば百尋の滝は目前。
足場の狭い階段をロープに捕まりながら後向きで降りると百尋の滝に到着。目の前で見ると迫力あります。滝を見ると毎回思うのですが、これだけの水がそもそも滝の上に途切れることなく蓄積されていることがすごい。
滝を過ぎると急登が始まります。ここから山頂までが意外と長くて…
分かりにくいですが結構雪が落ちてきます。何度冷たい思いをさせられたことやら。
山頂に至るまでに一度分岐が出てきます。過去2回でどちらも進みましたが、正直どちらでもいいと思います。「足毛岩の肩」というポイントは注意不足だったからか前回見つけらず、今回は少し距離の短い左方向へ進みました。
前回もそうだけど分岐超えたあたりからまあまあ疲れてきます。
段々と雪の量が多くなってきました。コースが分かりづらいので前の人の足跡を頼りに進みました。
時々標識が出てくるんですけどね、距離が書いてないんですよね。あとどれくらいか書いてあれば気持ち的にもう少し頑張れるのに…。と初登山の時に嫁キノコがこの辺りで嘆いていました。
前の人との距離が縮まってきて抜くのもちょっと微妙なスピードだったので写真撮影してムダに時間稼ぎ。
標識自体の数は多かった気がします。距離書いてないけど。
下の写真は結構山頂目前なのですが、初回はそれが分からず嫁キノコの心が折れ始めたのでこんな山道にシートを広げて休憩。あの時私たちを抜いてった方々はコイツらこんなとこで何してんだろうと思ったことでしょう。
ここまで来ればもうゴール、遠方の見通しが少し良くなります。まだ葉が付いてないからかな?標識に書いてありますが残り200mです。
道も広くなり写真に先にある最後の登りを終えれば山頂です。
山頂付近も結構積もってます。日当たりは暖かいので雪も少し硬めでした。
そして山頂がこちら。雪があるからか少し広く見えますね。草があるともう少し狭かった記憶があったのですが。そして3回目にして初めて晴れた笑
富士山が見えたのも初めて笑
昼食は嫁からもらったリゾット。ガスが途中で切れてしまったので水分過多になっちゃいましたが美味しかったです。
折角なので1枚だけ自撮り。良い景色。こんな標識、前にあったっけ?
山頂に限りませんが芽が出始めている植物が散見されました。春を感じますね〜
下山ルートは鳩ノ巣駅方面。帰りはエレカシをランダム再生。
帰路序盤の足元は雪と土がドロドロでとても滑りやすく、最悪の状態。絶対に転ばぬと意気込み歩きました。
天気が良いだけで写真が映えますね〜
少し進むと段々雪がなくなってきたのは良かったのですが、実は川苔山の下山ルートはすごく退屈なのです。ひたすら景観のない林道を進みます。
例のごとく標識に距離の記載もないので自分がどこまで進んでいるかはわかりません。他の人のブログに記載されていたコースタイムを参考に○時には降りられているはずと予想を立てて進みます。
長い林道ですが、下の写真のような道に辿り着けば残りはあと30分くらい。
少し休むスペースもありますが尿意が…休まず先へ進みました。
まもなく登山口というところで分岐が出てきます。熊野神社を見なくても良いなら鳩ノ巣駅方面の方が早いですが、そんなに距離も変わらないと思うので、興味と心のゆとりがあれば熊野神社経由でも良いと思います。
登山口に着いたら後は駅へ歩くだけですが、何気にこの一般道の下り坂がさっきまでの登山道より疲労促進します。
桜も咲いていたのでちょっと写真撮ったりしてました。今年はお花見にも行かなかったので。
細い踏切に桜、なんか趣を感じますね〜
そして鳩ノ巣駅に到着。奥多摩駅ぶりのトイレへ駆け込みました。電車の出発までは30分弱の空き時間があったため、ぐーたらしてました。
そしてメインイベントの温泉。奥多摩の登山帰りは必ずと言っていいほど、河辺駅の温泉に行きます。屋上に露天風呂がありおススメです。
温泉後は飯食って酒飲んでゆっくり帰りました。
ということで、この日のソロ登山は無事終了です。3回目だけど過去2回とは景色が違い、予想以上に楽しむことが出来て満足でした。
次回の登山は未定ですが、本当は白馬岳や木曽駒ケ岳、谷川岳、立山などなど、テント泊登山したい山が盛りだくさんですが、妊娠中の嫁キノコも順調でテント泊はかなり先になりそうですね。子供も楽しみなのでテント泊は気長に機会を待とうと思います。