奥岳登山口~あだたら山ロープウェイ山麓駅(9:30)~あだたら山ロープウェイ山頂駅(9:40)~薬師岳(10:00)~安達太良山(11:45)~休憩(13:05)~矢筈森(13:25)~くろがね小屋(14:20)~奥岳登山口(15:50)
こんにちは。秋ですね。
今回は安達太良山にやってきました。初見だと「なんて読むの?」ってなるかもしれませんが、「あだたらやま」です。自分が初めて見た時は「あだちだいら」だと思ったことは秘密です。
さて、今回の選定理由は以下です。
・車で行ける日帰り登山
・2歳児を背負ってても登りやすい山(体力面とコースの安全面)
・乳首みたいな山
これらの条件を満たす山が安達太良山でした。
ということで9時前頃に奥岳登山口の駐車場に到着しました。車はそこそこありましたが、まだ空きはありました。ロープウェイの開始が8:30で紅葉ピークはもう少し先なのでゆっくり目に来たつもりです。
登山口と書いてありますが、目の前の景色は夏のゲレンデですね。写真の左手にレストハウス(トイレとかレストランとか売店とかがあります)とロープウェイ乗り場があります。
乗車券はロープウェイに乗り込む直前で買います。片道1,050円、往復1,750円です。私たちは片道で良かったのですが、圧倒的下調べ不足により無駄に往復切符を購入して経済を回しました。
10分間の空の旅を終えると登山開始です。準備体操して荷物とちびキノコを背負い、いざ出発です。
このマップは全く別の場所にあったのですが、このタイミングで載せておきます。今回は安達太良山、くろがね小屋を巡る周回コースを想定しており、往復切符が要らないことが分かりますね。そして薬師岳展望台はロープウェイ山頂駅のすぐ近くにあります。
ということでこちらが薬師岳展望台。あれ?なんかあの山、乳首みたいだな…
どれどれ?うん、間違いなく乳首ですわ。
…何も説明書いてませんでしたが、安達太良山の別名が乳首山なのです。これから私たちは乳首の先端を目指して登っていくわけです。
乳首の反対側の方はどっかの街並みを見下ろせます。二本松?郡山?
先程、登山開始と書きましたが実際にはここからが登山開始ですね。結構道の幅が狭い割に人は多いので、追い越したそうな気配を後ろ背後に感じたら道を譲りましょう。
時折、乳首が見えます。ゴールが見えていると気持ち的には楽ですね〜
今日の前半は嫁キノコが写真撮影に励んでいました。道中はナナカマドがたくさんあり、時間気にせずパシャパシャしました。
小休止するのにちょうどいい少し開けたポイントもあったりします。休憩する人も多くいました。引きの写真は撮ってなかったのですが悪しからず。
そしてここのポイントには黄色いナナカマド?があります。珍しいと思い写真を撮っていたら、隣のおばさんが「黄色いのは安達太良山のここにしかないんだって」と教えてくれました。おばさんも人伝いに聞いたらしい。本当かな?信じられない。(折角教えてくれたのに疑ってますおばあさんごめんなさいでも教えてくれてありがとう)
山頂までの道のりも後半になると視界は開けてきて、登りもなだらかで気持ちのいいコースとなります。やはりこうしてみると人が多いですね。そういえば私と同じように子供を背負っている人が多かったのも印象的。抱っこ紐(前抱っこ)で登っている人がいたのは驚きでした。
さあさあ遠方に見えていた乳首もだいぶ近付いて参りました。近くで見るとでっかい乳首やなあ。
近いように見えて遠いというのは登山あるあるですが、この山はそんなに遠くなさそうに見えてそんなに遠くない山という印象でした。
最後の一踏ん張り。1人ずつなのでタイミングによっては少し渋滞するかも。
ということで山頂に到着です。
展望が360度開けており、景色がいい感じです。山頂でご飯を食べている人もいました。
この後進む方角がこちら。これまた気持ちよさそうな稜線ですこと。
山頂の岩場から降りて昼食にしました。今回の山ご飯は棒ラーメン。嫁キノコがこの前日光白根山に登った時に別の味の棒ラーメンを食べて気に入ったようで、リピートです。カップ麺と違ってお湯の量を調整できるのは良いと思いました。いつも少し無理してスープ飲んでたので。
食後はちびキノコが登山の練習。ちょっと足場が悪いので目が離せませんでした。というかすぐに転んでました。
お昼休憩を終えて、まずは爆裂火口を目指します。山頂からは数分で着きます。
向かって左の方角は沼尻登山口や石筵登山口とやらに続く道だそうです。向こうの稜線も結構気持ちよさそう。
そしてこちらが火口です。実際に見るとかなり迫力があったのが印象的でした。登山デビューして36回目の登山ですが、他の山でもお目にかかれなかった景色。個人的には山頂よりもこっちのほうが見応えがあって好きです。
お次はくろがね小屋を目指します。そしてここが矢筈の森というポイントらしい。
ここからは先はずっと下り道です。今日は登りはもうおしまい。
花の写真なんか撮ったりしちゃいました。リンドウかな?
開けたポイントを経由します。私たちは気付かなかったのですが、ここには分岐があります。気になる方は冒頭のマップを見ていただきたいのですが、くろがね小屋を経由しなくても下山できる近道ルートもあります。体力と相談してルートをご選定いただくと良いと思います。
くろがね小屋までの道のりはまだ展望が開けており、体力が残っていれば気持ちよく下山できます。私はこの時、近道ルートらしき道を遠方に視認しておりちょっと無駄に神経使ってました。
こちらがくろがね小屋。くろがね小屋には温泉があり宿泊できます。カレーが名物らしい。いつか泊まってみたい&食べてみたい。小屋の前は座れるところがたくさんあったので休憩しました。ちびキノコは隣に座っていたおばさんからおやつもらって食べました。
小屋から先の道は展望がなくなり、平坦な道が続きます。
案内にある「馬車道」という下山ルートは歩きやすく広い道。
「旧道」の方のルートは足場が悪いけど近道。同じくらいに分岐を分かれた人より、若干旧道の方が早かったかな?でも足場がぬかるんでいて大分悪かったです。
ここまで来たらもうゴールです。あまり疲労感もなく登りやすい山だったなあ。
ゲレンデに戻ってきました。雪のないゲレンデって普段来ないし新鮮。ゲレンデを駆け回ってる子供もいて、楽しそうだなあと思いました。
登山口には温泉があり賑わっている様子。今日はあまり汗もかかなかったし、ちびキノコを連れては温泉につかれないので、そのまま大人しく帰ることにしました。
最後にレストハウスにあった「あだたラムネ」とやらで乾杯し、百名山バッチを買って帰路につきました。
安達太良山を登った感想ですが、ロープウェイ降りて山頂までそんな遠くないし、山頂で予想以上に疲れていたらロープウェイで降りる選択肢もあるので気軽に登れる山だと思いました。子連れが多かったのも、そういうことなのだろうと。今回もいい登山が出来て大満足でございました。
さて、次回の登山は木曽駒ヶ岳です。この記事を書いている今はもう登り終えていますが、天気も良くて最高でした。ということで次回の記事は嫁キノコにバトンタッチです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました〜