行者小屋(2:40)~地蔵の頭(3:35)~赤岳(4:25)~ご来光~横岳(6:40)~硫黄岳(8:15)~赤岳鉱泉(9:50)~行者小屋(10:35)~休憩(出発12:20)~美濃戸山荘(14:30)~美濃戸口(15:25)
1日目の続きです。
美濃戸口から行者小屋までだった1日目とは打って変わって、2日目は赤岳~横岳~硫黄岳をめぐるロングコースです。行者小屋へ戻ってくることがゴールではありません!さらに美濃戸口まで戻らなければならないのです。つまりは10時間以上のハードな山行。。2日目に詰め込みすぎてしまったのも、私がバテたことが原因(笑)1日目の行者小屋までが本当につらかったんです。
1日目に予定していた赤岳を2日目にずらしたため起床は2:00。思いのほか夜は寒くなく暑かったくらいでした。目覚めのコーヒーを飲み出発。
まずは地蔵尾根から赤岳を目指します。行者小屋からは文三郎尾根を登るコースもありますが今回は地蔵尾根を選択。ヘッデンをつけながら真っ暗な登山道を進んでいきます。
しばらくするとこんな感じのはしごがでてきます。暗いので足元を照らしながら慎重に登ります。ここから先ははしごと岩場の連続。一気に高さをかせげるので割と好き。ただ1つ残念なのが景色を見れないこと。下りでは使用しないのでここの景色だったり高度感がわからないのが悔やまれる。
出発から1時間ほどで地蔵ノ頭に到着。東の空が明るくなってきて日の出まであと1時間。ここで待つか赤岳へ向かうか。とりあえず行けるとこまで行くことにします。
地蔵ノ頭から少し行ったところにあるのが赤岳天望荘。ここの山荘はなんとお風呂があります。しかも山頂にも近いとなれば尚更惹かれます。だんだんと空も明るくなってヘッデンなしでも周りが見えるくらいに。山頂までもう少し。間に合うかな?
写真に写ってる山小屋泊は赤岳山頂小屋。その名の通り山頂にあります。山小屋が多いのも八ヶ岳の人気の理由の1つなのかも?
4:25赤岳登頂。なんとか日の出には間に合った。休憩がてら日の出を待ちます。7月下旬とはいえ動いてないと寒い。。
今年の目標の1つ富士山もばっちり見えました。さすがは日本最高峰。雲海から顔を出す姿が雰囲気ありますね。
雲の合間からひょっこり顔をだしてくれました。ありがたや~
普段暮らしていると日の出ってあまり興味がないですが、登山の時ばかりは見たくなる気持ちがわかる。
感動するし、ほっとする感じもします。
八ヶ岳最高峰の赤岳で記念撮影。撮ってくれた方が富士山もいれてくれました。わかるかな?
ここで朝食にするか悩んだけどお腹が空いてないのと、地蔵尾根から登ってくる人の行列が見えたので早々に横岳へ向かいます。
すれ違いで渋滞するのを避けるため地蔵ノ頭までさっさと下ります。
この日は天気も良く北アルプスの山々がよく見れました。やはり槍ヶ岳は目立ちますね。
というか槍ヶ岳がわかったからあそこが北アルプスなんだと認識。
赤岳から横岳はアップダウンがありけっこう疲れます。近そうに見えて遠かったです。
意外とゴールが見えてる方が長く感じるときありますよね?
気分を紛らわすために振り返ってみると・・・素晴らしい景色が!
左が赤岳で右が阿弥陀岳。真ん中が中岳。青い空に緑が映えますね。
こんな感じのはしごがでてきたら横岳はもうすぐです。登ったら次のピークと何度も騙されたけど、
赤岳から約1時間。横岳到着ー。展望はいいですが山頂自体は広くなく、団体さんがいたので余計狭く感じました。
行動開始から4時間ほどたっていたので横岳で朝食をとることに。本日はお茶漬けです。
ここで問題です。この写真に間違いがあります。さてどこでしょう。
正解はお吸い物でしたー。何を隠そう私はこのお吸い物のもとをお茶漬けのもとと思い込んで持ってきていたのです。
もう山頂で大爆笑です。意外とおいしいかもよ、やってみようよと強引に勧めます。まあ味は想像つくと思いますがおいしかったですよ。皆様も興味があればお試しを(笑)
20分ほど休憩し残すは硫黄岳へ。途中コマクサが咲いてました。ピンクの可愛いお花。こんな岩だらけのところでも花を咲かせるのってすごい。
硫黄岳まではこんな感じのなだらかな道を歩いていきます。同じ八ヶ岳なのにこうも違ってくるのは楽しい。同じような道を歩くより変化に富んだ方が面白い。真ん中らへんに見えるのが硫黄岳山荘。
硫黄岳山荘から最後の登り。ここが思いのほかつらかった。日光を遮るものがないので暑くて体力が奪われる。なだらかだけど長い分すごく疲れました。
横岳出発から1時間15分、硫黄岳に到着。今日登った山の中で1番広い山頂でした。
こちらが有名な爆裂火口。130万年前の火山活動の名残らしいです。実物はもっと迫力があると夫きのこが申しておりました。
そのころ私はというと広い広い山頂で一足先に休憩してました。風が気持ちよくてずっと休んでいたかったです。
休憩もそこそこに下山開始です。赤岳鉱泉へ向かうルートで降りていきます。
先ほど登ってきた道、ケルンがいい感じですね。緩やかに見えるけど地味にきついです。
ここを過ぎると樹林帯へと入っていくのでしっかりと目に焼き付けます。素晴らしい景色をありがとうございます。
樹林帯のためはしょりますが1時間ほどで赤岳鉱泉に着きました。個人的な感想ですがけっこう急な道だったと思います。こっちから登るのは辛い気がします。地蔵尾根の方がすぐに視界が開けるため気持ち的に登りやすいんじゃないかな。
さらに行者小屋まで足を進めますが気を抜かずに。実は最後に登りが待ち構えています。わかってはいたけど息も絶え絶えでした。途中から階段になりますがまさかのマムート!こればかりは2人でテンション上がりました(笑)
ようやく行者小屋へ戻ってきました。時間にして約8時間、頑張りました。
ラーメンとCCレモンで祝杯です。ここのラーメンは餃子も入っているので食べ応えがあります。しかも特製食べるラー油がかかっていておいしかったです。ご褒美としては申し分ないですね。
疲れたのでもう1泊してから帰りたいところですが残念ながら今日は日曜日。有休をとっていないため渋々帰り支度をします。美濃戸口まで来た道を戻ります。登ってきた時はちょっとの傾斜も辛かったですが帰りはそうでもなかったです。むしろこんなに緩やかな道だったっけ?と思うほどでした。
美濃戸山荘が見えた後の方が長く感じました。日光を遮るものもなく、下からの照り返しもありそして今日1日の疲れもあり、何よりも寄ってくるハチとの闘い、最後の方はあまり覚えていません(笑)とにかくバス停の美濃戸口へ早く辿り着きたいの一心でした。
行者小屋から3時間、やっと美濃戸口に。心身ともにへとへとでした。八ヶ岳山荘ではお風呂に入れますが時間が微妙だったため諦めてソフトクリームを食しました。
当初の予定より若干変更しましたが無事に終われて良かったです。天気に恵まれたおかげでいい景色が見れたので今回の登山も満足のいくものとなりました。やはり横岳へ向かう道からの赤岳、阿弥陀岳は最高でした。緑と青と白のコントラストがとても綺麗だったので皆様もぜひ足を運んでみてください。
つたない文章ですが最後まで読んで下さりありがとうございました。