中の湯BS(5:40)~新中の湯登山口(6:50)~焼岳山頂(9:40)~休憩(11:05)~焼岳小屋(12:30)~焼岳登山口(14:15)~上高地バスターミナル(14:50)
今回の山は北アルプスの焼岳です。
ちょうど2年前頃にちびキノコが生まれ、初めての子育てに悪戦苦闘しながらずっと恋焦がれていた山域。
私達がずっと心待ちにしていたアルプス山行!
本当は木曽駒ヶ岳に行く算段だったけれど2週間前から前日まで天気予報と睨めっこした結果、中央アルプスの予報は優れないけど北アルプスは天気良さそうだったので焼岳に変更。
まあこれも想定範囲内。
ということで金曜夜にじじばばの家に寄って涙目のちびキノコを遠慮なく預け、車で沢渡(さわんど)駐車場へ向かいました。
深夜2時頃に到着し、4時まで車内で睡眠を取り、5時の始発バスに乗るべく準備開始。
この日は4連休の初日でしたが、深夜2時時点ではまだ駐車場の空きはありました。5時頃には写真の通り埋まっていましたが、ここはバス停の最寄り駐車場。近くに別の駐車場もいくつかありますが、空き状況はあいにく未確認です。
さわんどバスターミナルから中の湯まで片道1,000円。帰りは上高地バスターミナルから乗って戻ってくる予定です。 ちなみにここから焼岳小屋まではトイレがないので、必ずトイレは済ませておきましょう。
バス券売場はご覧の行列。臨時バスも絶え間なく出てたのであまり待ちぼうけした感覚はありませんでしたが、早く並ぶに越したことはないですね。
バスでウトウトすること約20分、中の湯BSに到着しましたが、ほとんどの人が上高地まで行くようでここで降りたのは私達2人だけでした。
準備してると目の前にコース案内のイラスト発見。このマップを見ながら進んだら面白いかもしれませんね。登山において現在地を把握することは精神衛生的にも良いと思います。
ということで登山開始です。登山開始と言ってもまずは登山口までくねくね道路を1時間程度歩く工程。軽い上り坂なので辛くはなく、良いウォーミングアップですね。
中の湯温泉まで来れば登山口まではあと少しです。この時、私たちは気付いていなかったのですが、温泉の裏に登山口までのショートカットがあったみたい。登る予定の方は別途調べてみて下さい。
登山口に到着した頃にはもうTシャツ1枚で大丈夫なくらい。駐車場自体は埋まっていて手前の路肩にも点々と駐車されている状況でした。
そしてここが登山口、いよいよ山道へ突入です。
登山口から間もなく出迎えてくれたのはこのお猿。最初は姿が見えない状況で近くの茂みがガサガサと揺れていたので少し怖かったですが、蓋を開けてみたらただのお猿でした。
しばらく上りが続きますが、急登と言うほどでは無かったと思います。前回登山で私がちびキノコを担いでいたので、今回はかなり楽に感じました。もちろん息も上がって疲れてはいますが。
登山口から70分くらい歩き、開けた場所に人集りが見えてきました。中の湯BSのイラストマップに「ベンチのある草原の平地」と書かれていたポイントです。
焼岳山頂や活火山の白い煙がよく見えます。みんなここで写真撮影して休憩していましたが、一息入れるのにスペース的にもタイミング的にも景観的にも絶好のポイントです。
そしてここからの登りが一番楽しかった!天気も良かったので緑と青が映えます。コントラスト強めで写真たくさん撮っちゃいました。
先に見える山頂を目指して登っていくこの感じ、槍ヶ岳を思い出しながら歩きました。楽しいし気持ちいいのだけれど中々山頂に近付いている気がしない。まあでも登り応えって大事よね。
後ろを振り返ると…何て山でしょうか。(後から調べたけど霞沢岳?) そして何故か朝のニュース番組のポーズをキメる嫁キノコ…..え、逆じゃないコレ!?
こちらが焼岳南峰。南峰は不安定な岩場で崩落の危険があることや火山ガスによる影響のリスクやらで立入禁止です。この景色は宮之浦岳と似ている気がする。
結構登っているつもりですがあまり山頂に近付いている感がない。でも景色がいいから同じような写真を何度も撮ってしまう。
山頂に近付くにつれて大きな岩が増えてきます。
後ろを振り返ると息を切らして立ち止まる嫁キノコ。
坂を登りきると火口湖が見えます。火口湖に降りることは出来ません。ここまでくれば山頂はあと少し!
写真左側の岩の上が山頂です。私が登ってる時に上から「落石!ごめんなさい!」という声が聞こえてきました。頭上から石が降って来ましたが、運良く当たらず事なきを得ました。こういう道は注意して歩く必要もあるし、ヘルメットがあった方が安全ですね。事前のサーチで必要か迷ったら持っていくようにしようと思いました。
最後ひと踏ん張りしたら山頂に到着です!天気予報的に山選びが難しかったけど焼岳にして大正解でした。名だたる山々を背景にピース。
昼食のご飯を焚き始め、待っている間に写真撮影。
こちらは笠ヶ岳。こうしてみると常に標高が高そうですね。体積が大きく存在感があります。いつか登りたい。
こちらは槍ヶ岳。槍はホントに分かりやすいですね。また登りたいなあ。
上高地方面。よくみると上高地バスターミナルや河童橋が見えます。今回のゴールは上高地バスターミナルなので「あそこまで降りるんだな」と認識。
奥穂高方面ですね。ジャンダルムにはいつか行きたい所存。高所恐怖症だから怖いけど…。剱岳にだっていつかは登りたい。
一通り写真を撮ったので昼食に。カレーはレトルト一人前を山分け、白米は一合強を炊きました。炊飯器と違いふっくらせず炊き上がりの量が少なく見えますが、キレイにお焦げが出来まして、美味しく頂きました。
山頂の岩場で写真を撮ってもらいました。周りの人達がみんなこちらを見ていたので小っ恥ずかしかったです。何枚も撮ってもらったのですが「ずっと同じポーズでしたね」と言われ更に恥ずかしい気持ちに。
結局山頂では1時間程度滞在し、そろそろ下山。山頂から見下ろすと緑の屋根の小屋が見えますが、あれが次の経由地点の焼岳小屋。
下の写真で中の湯方面は右へ、焼岳小屋(上高地方面)は左へ進みます。
実は山頂出発時点でガスが出てきており、下山開始するとすぐこんな光景に。だけどもう撮れ高には満足していたので、煮るなり焼くなり好きにしてくれという気持ちでした。
ある程度降りると焼岳小屋が見えなくなります。あの緑の丘を登り、すこし下ったところにあります。
この丘を越えると焼岳小屋です。しばらく下った後の上りですが、下りと上りで使う筋肉が違うからか、距離が長くないからか、ここは辛くはありません。
いい写真が取れなかったので載せていませんが、むしろここから振り返る焼岳の圧倒的存在感。かなり急な上りに見えたので(確かに大分下ってきので)、登山後の印象としては上高地から登る方が大分キツそうだなあと思いました。
焼岳小屋に到着です。ここでは飲み物やバッチ、Tシャツなどが売られていました。私はバッチを買ってお釣りの100円でトイレを利用させてもらいました。
ここからの下りは鎖場やハシゴが出てきます。
この写真だと伝わりにくいかもしれませんが、結構長いハシゴで高度感があります。落ちるとヤバいので注意して進みます。長いハシゴなので若干の行列が出来ていました。
心許ない足場を超えて、あとはひたすら下ります。ここからが長かった気がしたなあ。
焼岳小屋から2時間弱、焼岳登山口に到着しました。あとは上高地バスターミナルまで平坦な道を30分強歩きます。
梓川沿いの道を歩きます。この辺りまで来るともう観光客が多く、私達も登山後の観光気分ですね。
上高地バスターミナルに到着。喉も乾いて小腹も空いていたので少しゆっくりしたかったのですが、ちょうどバスが出る時間で空きもあったので、そのままバスに乗り沢渡駐車場まで帰りました。
車に戻った後は松本市街にある「湯の華銭湯 瑞祥 松本館」に行きました。さわんどバスターミナルから距離はありますが、松本ICに近いので帰りがてらという感じです。
以上、今回は焼岳の記事を書かせていただきました。
今年は登山の年にしようと考えていますが、ここまで土日の雨が多く、執筆している今もせっかくの3連休なのに雨…。でも今年は隙あらば登山に行こうと思っています。年内に木曽駒ヶ岳リベンジ行けるかな!?
最後までお読み頂きありがとうございました。